量子モナド論を理解するための三つの視点 : システム,意識,脳(第24回生命情報科学シンポジウム)
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- 中込 照明
- 高知大学理学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Quantum Monadology Seen from the Three Points of View : Systems, Consciousness and Brain(The 24th Symposium on Life Information Science)
説明
量子モナド論を理解するために三つの視点-システム、意識、脳-から解説する。物理学者が対象とするシステムは全宇宙の中から恣意的に切り取ったシステムであり、それ自体また任意に分割可能なものである。神経ネットワークとしての脳はまさしくこのような分割可能なシステムであり、ここに一体性を持った意識を載せることは出来ない。意識を理解するために恣意的分割によらない固有のシステムとしてのモナドの概念が必要となる。また一方量子物理には、古典物理と異なって、システムの勝手な分割を許さない構造があり、これがモナド概念に結びつき、量子モナド論が生み出される。脳に意識があるとするなら、脳には神経ネットワークとしての古典的機械以外にコヒーレントな量子機械が同居していなければならない。
収録刊行物
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- 国際生命情報科学会誌
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国際生命情報科学会誌 25 (2), 251-, 2007-09-01
国際生命情報科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288138347008
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- NII論文ID
- 110006474126
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- ISSN
- 24240761
- 13419226
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可