タクシー事業の生産性の計測

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  • タクシー ジギョウ ノ セイサンセイ ノ ケイソク

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抄録

本稿は、1991年度から2011年度までの21年間を分析期間として、『自動車運送事業経営指標』内のデータをもとに、日本のタクシー事業の全要素生産性を計測し、その結果の分析を行うことを目的とする。分析の結果、次の2点が明らかとなった。第1に、分析対象期間においては、TFP成長率はおおむねマイナスが続いていることが明らかになった。第2に、タクシー事業の規制政策を変更した期間をみると、2002年度から2006年度の5年間では3か年でTFP成長率がプラスになり、他の期間に比べると生産性の改善傾向があった。しかし、参入規制が強化された2009年度以降のTFP成長率は上下に大きく変動し、参入規制の強化の生産性に対する影響は明確ではないことが明らかになった。

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