公民協力による不採算JR路線の運営手法の一考察-高山本線の活性化事例から-

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  • コウミン キョウリョク ニ ヨル フサイサン JR ロセン ノ ウンエイ シュホウ ノ イチ コウサツ : タカヤマホンセン ノ カッセイカ ジレイ カラ

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抄録

日本の旅客鉄道事業は、第一種鉄道事業者として鉄道事業者がインフラ施設を保有した上で運営する形態が一般的となっている。また、JR本州3社においては、一般的には、大都市圏の路線や新幹線による営業利益を内部補助することにより、不採算路線の運営が行われている。しかし、自動車等との競争が激しくなる中で、過度な内部補助は、競争力のある鉄道路線に対する投資やサービスを低下させることにつながり、結果的に鉄道の機関輸送分担率をさらに低下させる危険性をはらんでいるといえる。一方、地方都市においては、必ずしも自動車を利用しなくても、徒歩と公共交通で都市サービスを享受できる社会を実現するために、軌道系交通をはじめとする公共交通をさらに活性化する必要性が高まっている。不採算路線の運営手法としては、上下分離による方法もあるが、高山本線の事例に着目し、第一種鉄道事業者の形態のままで、公民が連携して行うJR路線の運営手法について考察する。

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