自己の社会認識を反省させる中等社会科地理教育内容開発 ―成熟した主権者の育成をめざす単元「大統領選挙から見るアメリカ」 を事例として―

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タイトル別名
  • Secondary school geography classes reflecting on our own social perceptions: The unit“American society seen from the presidential election” for nurturing more insightful citizens
  • ジコ ノ シャカイ ニンシキ オ ハンセイ サセル チュウトウ シャカイカ チリ キョウイク ナイヨウ カイハツ : セイジュク シタ シュケンシャ ノ イクセイ オ メザス タンゲン 「 ダイトウリョウ センキョ カラ ミル アメリカ 」 オ ジレイ ト シテ

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説明

<p>　本研究の目的は，今日「主権者教育」が求められる中で，より成熟した主権者の育成をめざす中等社会科地理の教育内容開発を行い，その具体的な授業モデルを提示することである。</p><p>　本研究の成果は，次の四点である。第一は，より成熟した主権者の育成をめざして自己の社会認識を反省させる中等社会科地理の教育内容開発を行い，具体的に授業モデルとして単元「大統領選挙から見るアメリカ」を提示した点である。第二は，地理授業を社会参加の視点から考察することによって，主権者の育成をめざす実践可能な地理授業の類型を明らかにし，自己の社会認識を反省させる地理授業構成論を明らかにした点である。第三は，社会科としての教科目標の達成のためには地理（学）の視点や内容を目標レベルで問い直す必要性とその具体的な地理の手段化の方途を明らかにした点である。第四は，これまで地理の授業で取り扱われることのなかった政治的な事象を地理の授業に挑戦的に取り入れ，具体的な授業モデルとして提示した点である。</p>

収録刊行物

  • 社会科研究

    社会科研究 86 (0), 1-12, 2017-03-31

    全国社会科教育学会

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