結合領域四糖のキシロース2-<i>O</i>-リン酸化によるグリコサミノグリカンの生合成調節機構

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タイトル別名
  • Regulatory Mechanism of 2-<i>O</i>-Phosphorylation of Xylose in the Glycosaminoglycan-Linkage Region of the Tetrasaccharide

抄録

<p>グリコサミノグリカン(GAG)であるコンドロイチン硫酸およびへパラン硫酸は、直鎖の多糖で、コアタンパク質に共有結合し、プロテオグリカンとして存在している。GAG鎖は、特定のコアタンパク質のセリン残基に、結合領域四糖(グルクロン酸-ガラクトース-ガラクトース-キシロース;GlcA-Gal-Gal-Xyl)構造を介して生合成される。プロテオグリカンのGAG-結合領域四糖におけるキシロースの2位のヒドロキシ基はリン酸化修飾される場合があり、著者らはこの2位にリン酸基を転移するキシロースキナーゼとキシロースリン酸脱リン酸化酵素を同定した。本総説では、プロテオグリカンの結合領域四糖におけるキシロースのリン酸化および脱リン酸化の生物学的意義についての知見を紹介する。</p>

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