書誌事項
- タイトル別名
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- STUDY ON THE FLOOD STORAGE FUNCTIONS OF THE MIDDLE ARAKAWA RIVER WITH LARGE FLOOD PLAINS AND CROSS-LEVEES
説明
荒川中流部は,最大で約2.5kmになる広大な川幅を持つ.そこに横堤群や荒川第一調節池を建設することで,川幅を生かした洪水調節が行われてきた.現在,荒川中流部の洪水調節機能を向上させるため,第二,第三,第四の調節池が計画されている.本論文では,調節池群設置の有効性と留意点を明らかにするため,著者らが構築してきた荒川中流部の洪水流解析モデルに基づき,整備計画規模洪水に対する現況の荒川中流部の洪水調節機能について検討した.横堤群は荒川中流部の貯留量を高め貯留率のピークを遅らせる効果を持つが,早い段階で高水敷全体に洪水が及ぶため,洪水ピーク付近でその効果は小さくなる.その結果,広い高水敷と横堤群だけでは整備計画規模洪水に対し,基準点岩淵の流量を整備計画目標流量6200m3/sまで低減できないことを明らかにした.
収録刊行物
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- 土木学会論文集B1(水工学)
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土木学会論文集B1(水工学) 74 (4), I_1387-I_1392, 2018
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288141665024
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- NII論文ID
- 130007628165
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- ISSN
- 2185467X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可