書誌事項
- タイトル別名
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- STUDY ON APPLICATIN OF RETAINING WALL CONSTRUCTION METHOD TO RIVER BANK PROTECTIOIN
抄録
本研究では,ガンロック工法という土留め壁工法を河川護岸として実用化するために,その水理特性に関する検討を行った.このため,ブロックのマニングの粗度係数,流体力に関する安定照査,護岸周辺の流速分布特性,内部流況の特徴を水理模型実験,力学モデルによって検討した.その結果,ガンロックの粗度係数は0.034であることが明らかとなった.力学モデルの計算からは,抗力,揚力に対して安定を保つ限界の流速が算出された.また,護岸周辺では特徴的な二次流が形成され,それらの効果による護岸周辺の主流速の低減効果が認められた.さらに,ガンロック周辺には滑面側壁に比べて大規模かつ固有な渦構造が形成され,主流速の低減効果や二次流の生成に寄与することが推察された.
収録刊行物
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- 土木学会論文集B1(水工学)
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土木学会論文集B1(水工学) 74 (4), I_661-I_666, 2018
公益社団法人 土木学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288141678080
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- NII論文ID
- 130007628317
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- ISSN
- 2185467X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可