スイカズラ属植物を化学的・遺伝学的に識別する

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近年,メタボローム解析を用いた生薬の品質管理・評価や,特定遺伝子配列情報を応用した基原判別が着目され,広く行われている.さらに,両者を組み合わせることで,網羅的な解析を行うことができ,より詳細な品質管理・評価が期待できる.今回Kangらは,韓国産の6種のLonicera(スイカズラ)属植物について,種間のゲノム多様性を葉緑体DNA配列に基づいて調べ,それらの系統学的関係を明らかにした.同時にLC-MSを用いたメタボロミクスによる成分プロファイルの比較を行ったので紹介する.<br>なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.<br>1) Kang K. B. et al., Phytochemistry, 155, 126-135(2018).

Journal

  • Farumashia

    Farumashia 55 (4), 344-344, 2019

    The Pharmaceutical Society of Japan

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