嵌頓脱出ストーマに対してストーマ閉鎖術を施行した1例

書誌事項

タイトル別名
  • Prolapsed and Incarcerated End Colostomy Treated by Stoma Resection and Closure: A Case Report
  • 症例報告 嵌頓脱出ストーマに対してストーマ閉鎖術を施行した1例
  • ショウレイ ホウコク カントンダッシュツ ストーマ ニ タイシテ ストーマ ヘイサジュツ オ シコウ シタ 1レイ

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説明

患者は50歳代,男性.横行結腸癌に対して一期的横行結腸切除術を施行したが,縫合不全のため吻合部切除術および上行結腸で単孔式ストーマを作成し,下行結腸側は盲端とした患者.初回手術から2年半後,急にストーマ脱出を発症し,強い右下腹部痛を訴え来院した.ストーマは高度に浮腫・嵌頓しており還納不可能であった.以上から,単孔式ストーマ脱出嵌頓と診断し,緊急開腹手術を施行した.脱出したストーマは切除し,回腸末端と下行結腸盲端部を端側吻合で縫合しストーマ閉鎖術を施行した.術後経過は順調で術後第14病日に軽快退院した.ストーマ脱出による嵌頓例はまれであり,今回われわれはこの1例を経験したので文献的考察を加え報告する.

収録刊行物

  • 北関東医学

    北関東医学 69 (1), 27-30, 2019-02-01

    北関東医学会

参考文献 (2)*注記

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