赤本の近代

書誌事項

タイトル別名
  • <i>Akahon</i> in the Modern Era: The Position of a Traditional Publication Style in Japanese Publishing Industry
  • ―その流通変容と日本の出版市場形成

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説明

<p>江戸地本から派生した近代赤本は,明治大正期を通じて広く人々の読書受容を満たし,その製作思想・販売方法は,日本の近代出版資本主義の源流となる.これらは組織化・産業化を果たしつつあった近代メジャー資本によって周縁に排除されながらも,その二次流通品である特価本を扱うことによって補完関係を結び,出版市場を拡大した.出版史の中で軽侮されてきた赤本の変遷を追うことによって,今日的な意味を問い直す.</p>

収録刊行物

  • 出版研究

    出版研究 38 (0), 1-26, 2008-03-20

    日本出版学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001288144385024
  • NII論文ID
    130007621506
  • DOI
    10.24756/jshuppan.38.0_1
  • ISSN
    24341398
    03853659
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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