P-228 褥瘡予防対策としてのポジショニングに関する意識・実態調査~関心と知識の取得源について~
抄録
<p>【はじめに】</p><p>公益社団法人埼玉県理学療法士会(埼玉県士会)に所属している理学療法士(PT)の「褥瘡・ポジショニングの関心度と知識の取得源」に関する意識と実態を明らかにすることを目的に、アンケート調査を実施した。</p><p>【対象及び方法】</p><p>埼玉県士会ホームページに褥瘡予防対策に関するWebアンケートを掲載し、全会員(4020名)に対し回答を求めた。</p><p>調査期間は平成28年9月1日から9月20日とした。</p><p>【結果】</p><p>全回答者116名のうち、褥瘡に「関心がある」、「やや関心がある」と回答した者は95%、ポジショニングは98%であった。</p><p>褥瘡の知識の取得源の上位3項目は「職場スタッフから」で41%、「参考書」31%、「勉強会」20%であった。また、ポジショニングは「勉強会」で33%、「職場スタッフから」30%、「参考書」28%であった。知識取得源について「勉強会」と回答した褥瘡23名、ポジショニング38名のうち、褥瘡勉強会参加者の96%、ポジショニング勉強会参加者の79%が「年に1回以上」と回答した。</p><p>【考察】</p><p>PTの褥瘡及びポジショニングに対する関心の高さが明らかとなった。また、「勉強会」に参加したPTの多くは「年に1回以上」と高頻度に勉強会へ参加しており、知識の向上に意欲的であることも明らかとなった。知識の取得源については、褥瘡もポジショニングも「勉強会」、「職場スタッフ」、「参考書」という回答が90%を占めた。今後、知識の取得源についてより詳細に分析し、PTが求める知識内容や取得源を精査して埼玉県士会活動へ反映させる必要があると考えられた。</p><p>【倫理的配慮】</p><p>本研究は埼玉県士会理事会にて事業承認されたものである。アンケート実施時に目的や結果の公表を明記し、回答を得た時点で同意を得たものと判断した。また個人が特定されないよう、完全匿名でアンケートを実施した。</p>
収録刊行物
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- 関東甲信越ブロック理学療法士学会
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関東甲信越ブロック理学療法士学会 36 (0), 328-328, 2017
社団法人 日本理学療法士協会関東甲信越ブロック協議会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288144776960
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- NII論文ID
- 130007623743
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- ISSN
- 2187123X
- 09169946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可