型糖尿病患児の罹病期間、セルフエフィカシーとセルフケア行動との関係 : 1型糖尿病患児を対象としたキャンプを通して(資料)
書誌事項
- タイトル別名
-
- Relation of Self-Efficacy and Self-Care Behavior of Children with Type 1 Diabetes to Durationof Their Diabetes : A Summer Camp Study(Brief Notes)
この論文をさがす
説明
本研究の目的は、1型糖尿病患児を対象としたキャンプが、患児のセルフケア行動に及ぼす影響について長期的な検討を行うとともに、セルフケア行動に影響を及ぼす要因として指摘されている罹病期間、セルフエフィカシーとの関連について検討を行うことであった。1型糖尿病患児20名に対して、キャンプ前後、1カ月後、6カ月後にセルフケア行動とセルフケア行動に対するセルフエフィカシー、罹病期間を測定した。分析の結果、キャンプ参加によってセルフケア行動が一時的には増加するものの、長期的にはセルフケア行動は維持されず、また、罹病期間が長い、もしくは、セルフエフィカシーが低い患児は、セルフケア行動の遂行が十分ではないことが示された。罹病期間とセルフエフィカシーを考慮したキャンプでの関わりが、患児のセルフケア行動を高めるために重要であることが示唆された
収録刊行物
-
- 行動療法研究
-
行動療法研究 37 (3), 157-169, 2011-09-30
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001288144989312
-
- NII論文ID
- 110009668186
-
- ISSN
- 24242594
- 09106529
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可