身体障害を有する地域在住高齢者における作業的挑戦,作業参加,作業機能障害,抑うつ,健康関連QOLの構造的関連性の検証

  • 諸星 成美
    吉備国際大学大学院保健科学研究科博士後期課程 医療法人社団KNI北原リハビリテーション病院
  • 京極 真
    吉備国際大学大学院保健科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of structural relationships among occupational challenge, occupational participation, occupational dysfunction, depression, and health-related QOL in community dwelling elderly with physical disabilities
  • シンタイ ショウガイ オ ユウスル チイキ ザイジュウ コウレイシャ ニ オケル サギョウテキ チョウセン,サギョウ サンカ,サギョウ キノウ ショウガイ,ヨクウツ,ケンコウ カンレン QOL ノ コウゾウテキ カンレンセイ ノ ケンショウ

この論文をさがす

説明

本研究では,身体障害を有する地域在住高齢者164名を対象に作業的挑戦,作業参加,作業機能障害,抑うつ,健康関連QOLの構造的関連性を検証した.方法は横断研究を用い,仮説モデル1(作業的挑戦が作業参加を促進し,作業機能障害を軽減し,抑うつを改善する),および仮説モデル2(作業的挑戦が作業参加を促進し,作業機能障害を軽減し,健康関連QOLを改善する)を共変量の有無で評価した.その結果,いずれも共変量なしの仮説モデルが採択された.作業的挑戦は作業参加を促進,作業機能障害を軽減し,抑うつや健康関連QOLの改善に関与した.作業的挑戦への介入は,身体障害を有する地域在住高齢者の抑うつや健康関連QOLを改善する可能性がある.

収録刊行物

  • 作業療法

    作業療法 38 (3), 294-303, 2019-06-15

    一般社団法人 日本作業療法士協会

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ