Rôle des concepts du japonais première langue dans des tâches sur les temps verbaux du français langue étrangère

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  • Role des concepts du japonais premiere langue dans des taches sur les temps verbaux du francais langue etrangere

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抄録

<p>この論文は,日本の大学で日本語を第1言語とする第2学年のある学生について,約6週間に渡って記録した,外国語としてのフランス語の過去時制 (複合過去,半過去,大過去) についての口頭タスクの分析を提示するものである。ヴィゴツキーによる「概念」アプローチに依拠する本タスクにおいて,当該の学生が施行した解決ストラテジーを見ると,第1言語の介入があったことが示された。しかしその方法とはいかなるものであろうか。考えられる仮定としては,外国語の発話の述語動詞について考えるときに第1言語の概念が使用されているということである。分析では,学生は日本語の動詞アスペクトの価値について内省していることが分かる。次に,両言語に跨がる等価的なメタ言語知識を用いて,フランス語の時制範疇を構築するために適当と思われる日本語概念を使用する。このような結果に鑑みて,このアプローチを精緻化するには第1言語を媒介させる方法が2つあることを示唆する。</p>

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