津軽海峡フェリーの観測データを用いた洋上風況の調査
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- 本田 明弘
- 弘前大学
書誌事項
- タイトル別名
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- ESTIMATION OF OFFSHORE WIND PROPERTIES FROM DATA OF TSUGARU STRAIT FERRY
抄録
<p>近年,洋上風力発電に関しては発電コストの低減に伴い,特に欧州において実用化段階にあり,各種の設備投資も進行中である。 特に大規模な洋上ウィンドファームの開発において,その風況の評価はプロジェクトの採算性を大きく左右するため,洋上において風況観測が行われる場合が多い。 日本においては,昨年NEDOが公開した ‘NeoWins’などの風況マップが用いられる場合が多いが,洋上での風況観測は限られる。特に予期の計画段階においては,洋上での風況観測は観測塔を設置する費用が膨大となり,簡便な観測方法が望まれる。著者は,風況に優れているとされる,北海道と本州の間における津軽海峡において,定期的に運航されるフェリーでの観測データを用い,航路における洋上風況の推定を試みた。 なお,本検討は環境省「風力発電等に係るゾーニング導入可能性検討モデル事業」にて実施中のものであり,今年度いっぱいの計測予定のうち,冬季の半年分のデータを取りまとめたものである。</p>
収録刊行物
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- 風工学シンポジウム論文集
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風工学シンポジウム論文集 25 (0), 103-108, 2018
一般社団法人 日本風工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288149718656
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- NII論文ID
- 130007669537
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可