企業ブランドにおける可変ロゴの表現方法に関する研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Representation Methods of Dynamic Identity in Corporate Brand
説明
<p>本研究では、近年非常に拡大している企業ブランドの「可変ロゴ」の外観デザインの手がかりを提示することを目的に、「可変ロゴ」の外観デザインの類型化と印象を抽出し、両者の関係性を明らかにした。近年、スマートフォンなどのメディアの多様化によって、より表現の幅が広がった結果、従来固定されていたロゴを可変させる「可変ロゴ」の事例が増えてきている。可変表現を用いることで、今のブランドを保ったまま異なるイメージを付加することができる価値がある。このような可変ロゴのデザインでは、的確に意図したイメージを表現することが重要であるが、実際にその方向性を示す研究はなされていないのが現状である。そこで本研究では、可変ロゴの構造と印象の関係を探ることにより、企業ブランドにおける可変ロゴを適用する際の方向性を示すことを試みた。まず可変ロゴを用いた企業・組織を90個をサンプルとして収集し、類型化を行った。その後、クラスターごとに印象評価を行なった。その結果の考察から、「固定なロゴを可変させた時の印象の変化」と「各クラスターの印象」の2つを明らかにした。本研究で、これまで示されてこなかった可変ロゴの外観デザインの指標を示すことができた。本研究での事例にとどまらず実務に基づきながら検証され精度を高めていくことを今後の展望とする。</p>
収録刊行物
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- 日本デザイン学会研究発表大会概要集
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日本デザイン学会研究発表大会概要集 66 (0), 352-, 2019
一般社団法人 日本デザイン学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288149737984
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- NII論文ID
- 130007669129
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可