女子学生の健康状態とライフスタイルとの関係について

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タイトル別名
  • Relationship between the Health Status and Lifestyle in Woman Students

抄録

女子学生の生活行動におけるアルバイト実施の有無や運動歴, 身体特性などと健康度との関係を明らかにし, 青年期の段階での健康管理や意識を高める一資料となることを目的とした.対象は食物栄養専攻の女子短大生194名で, 1995年11月に調査を行った.調査内容は, 身体特性の計測と運動歴, アルバイトの有無・時間などであった.健康状態を把握するために, 慢性疲労, 保健行動, 自己管理, タイプA行動パターンなどの60項目の質問調査を行った.運動状況は中学時代が最も高い割合で, 高校, 大学と低くなっていた.高校時運動時間と中学, 大学時運動時間とは正の相関を示し, 高校時代の運動時間の長い者は, 大学時代の自発的な運動を促進させると考えられる.また, 中学・高校・大学と継続して運動している者は保健行動は良好であった.慢性疲労の少ない者ほど保健行動が良好で, ストレスも少なかった.さらに, アルバイト実施時間が長い者ほど体脂肪率は低く現れ, 大学運動時間は短く, 保健行動は劣る傾向であった.以上より, 運動状況やアルバイト実施時間などの日頃の生活行動が, 健康状態に影響を及ぼすことが示唆された.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001288150575616
  • NII論文ID
    110000473045
  • DOI
    10.24609/nbukiyout.22.0_85
  • ISSN
    24336548
    09146474
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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