日本列島における風向別風速極値の台風依存性の地域分布

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タイトル別名
  • Typhoon Dependence of Directional Extreme Wind Speeds and Its Regional Characteristics in Japan

抄録

<p>送電用鉄塔の合理的設計には、風荷重の風向特性を考慮に入れた設計が効果的と考えられる。本論文では、特に台風の影響に着目し、日本全国の風向別風速極値の挙動の調査結果を示す。地上観測の年最大風速をもとに、風速極値の風向特性および台風と観測点との位置関係を調査した。多くの風向で、過去数十年(1961-2015)の最大風速と各年の最大風速は、台風接近時に観察される場合が多いが、西・北西風の場合は、台風非接近時に多いことが分かった。日本域において、台風により生じる西・北西風は、台風の強風域である進行方向の右側半径に生じにくい。本傾向を台風の風速分布と移動速度から説明を行う。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001288151234688
  • NII論文ID
    130007669503
  • DOI
    10.14887/kazekosymp.25.0_43
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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