書誌事項
- タイトル別名
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- Predicting failure mode by trouble prediction table and evaluation index for reliability and safety
- トラブル ヨソクヒョウ オ モチイタ コショウ モード ヨソク シュホウ ト シンライセイ ・ アンゼンセイ ノ ツクリ コミ ヒョウカ シヒョウ ノ テイアン
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説明
トラブルの事前解析のために利用される代表的な手法の一つとして FMEA(Failure Mode and Effects Analysis:故障モードと影響解析)がある.FMEA は,製品・システムの使用時に発生しうる故障モード・ 不具合要因を予測し,すべての予測結果に対して影響度と発生頻度に基づいた影響解析を行うことにより, 対策案の検討とトラブルの未然防止を図るものである.ところが,FMEA において故障モードの予測に漏 れが生じると,トラブルが市場不具合に発展する場合がある.また,事前の知識が十分ではない新製品開 発の場合には,トラブルの発生頻度を議論するのが困難な場合もある.そこで本研究では,起こりうるト ラブルに対して網羅性の高い故障モード予測を実現するためのトラブル予測表と,発生頻度の代わりとな る信頼性・安全性の作り込み評価指標を提案し,想定すべき不具合の漏れや発生頻度の見込みの誤りを防 ぐことにより,FMEA の補完を試みる.前者に関しては,現場で製品に対する経験豊富な設計者が従来通 り FMEA を作成した場合と,知識・経験の少ない技術者が提案手法を使用した場合との故障モード予測 数の比較から網羅性を確認する.後者に関しては,開発時に想定された発生頻度と提案する指標について, 実際の不具合の発生頻度に基づく比較検討を行う.
収録刊行物
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- 日本信頼性学会誌 信頼性
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日本信頼性学会誌 信頼性 38 (4), 271-283, 2016
日本信頼性学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288153688960
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- NII論文ID
- 130007681960
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- NII書誌ID
- AN10540883
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- ISSN
- 24242543
- 09192697
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- NDL書誌ID
- 027545542
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可