ロボット支援前立腺全摘除術における神経温存と術後下部尿路症状の関連

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  • 増田 均
    国立がん研究センター東病院泌尿器・後腹膜腫瘍科 公益財団法人がん研究会有明病院泌尿器科
  • 山本 真也
    公益財団法人がん研究会有明病院泌尿器科
  • 沼尾 昇
    公益財団法人がん研究会有明病院泌尿器科
  • 小川 将宏
    公益財団法人がん研究会有明病院泌尿器科
  • 武田 隼人
    公益財団法人がん研究会有明病院泌尿器科
  • 米瀬 淳二
    公益財団法人がん研究会有明病院泌尿器科

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of nerve sparing procedure on patients-reported urinary outcomes after robot-assisted laparoscopic radical prostatectomy
  • ロボット シエン ゼンリツセン ゼンテキジョジュツ ニ オケル シンケイ オンゾン ト ジュツゴ カブ ニョウロ ショウジョウ ノ カンレン

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説明

<p>　【目的】RALP時の神経温存の下部尿路症状への影響を検討.</p><p>　【対象と方法】2014-17年施行325例を, 非 (198), 片側 (109), 両側 (18) 温存の3群に分け, 術前, 術後1, 3, 6ヶ月後でのICIQ-SF, IPSS, OABSSの各総点を比較した. 1, 3ヶ月後のICIQ-SF総点の関連因子を解析した.</p><p>　【結果】術前の各スコアには有意差はなかった. ICIQ-SFは, 術後1, 3ヶ月後で, 片側, 両側群で非群に比較して有意に低く, その後は有意差がなかった. IPSS, OABSSでも, ほぼ同様の傾向であった. 多変量解析で, 1, 3ヶ月後のICIQ-SFの予測因子は, 神経温存の有無と術前のIPSSまたはOABSSの総点であった.</p><p>　【結論】RALP後の早期の下部尿路症状回復には, 少なくとも片側の神経温存が有用と思われた.</p>

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