造影MRI検査で術前に診断しえた片側卵管双胎妊娠の1例

書誌事項

タイトル別名
  • Preoperative diagnosis of unilateral twin tubal pregnancy by enhanced magnetic resonance imaging
  • 症例報告 造影MRI検査で術前に診断しえた片側卵管双胎妊娠の1例
  • ショウレイ ホウコク ゾウエイ MRI ケンサ デ ジュツゼン ニ シンダン シエタ カタガワランカンソウタイニンシン ノ 1レイ

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説明

<p>片側卵管双胎妊娠は稀な疾患である. 今回, 術前に片側卵管双胎妊娠と診断し, 卵管破裂前に腹腔鏡下卵管切除術を行った症例を経験したので報告する. 症例は31歳の1経産婦. クロミフェンによる排卵誘発後に妊娠成立した. 当院受診時, 経腟超音波検査で子宮内に明らかな胎嚢は認めず, 右卵管付近に胎嚢を認めた. 造影MRI検査で右卵管に2つの胎嚢を認め, 右卵管双胎妊娠と診断した. 腹腔鏡下手術を施行したところ, 右卵管に2つの小指頭大の連続する腫瘤を認め, 右卵管切除術を行った. 本症例は経腟超音波検査に加え造影MRI検査を併用することで, 迅速に片側卵管双胎妊娠と診断し, 腹腔鏡下手術を行うことで早期に治癒しえた.</p>

収録刊行物

  • Tenri Medical Bulletin

    Tenri Medical Bulletin 22 (1), 35-39, 2019-12-25

    公益財団法人 天理よろづ相談所 医学研究所

参考文献 (12)*注記

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