強度行動障害支援者養成研修の研修カリキュラム及び研修運営に関する実態調査
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説明
<p>強度行動障害者支援のための研修事業として,強度行動障害支援者養成研修(以下,強行研修)がある.平成27(2015)年度の報酬改定によって強行研修修了者による支援が加算要件となり,さらに平成30(2018)年度の報酬改定により,加算対象事業に生活介護,障害児通所支援,計画・障害児相談支援が新たに追加されたことで,強行研修の受講希望が高まっている.各自治体が強行研修を運営する際に感じている課題や工夫を明らかにし,より効果的な研修内容や運営方法を探ることを目的に,全国の強行研修を主管する担当者を対象としたアンケート調査を実施した.調査の結果,現行の強行研修カリキュラムに対して改善の必要性を感じている自治体担当者は3割程度であった.具体的には,特に基礎研修では「経験年数の浅い受講者でも理解できる内容にしてほしい」というニーズが多かった.また,強行研修のほかに,受講者や支援現場のフォローアップの必要性を感じている自治体が多くなっていた.現在の課題として,主に「受講希望者が多い」,「講師確保が困難(特に医療の講義)」,「受講者の経験格差」があげられた.</p>
収録刊行物
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- 国立のぞみの園紀要
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国立のぞみの園紀要 12 (0), 39-63, 2019
独立行政法人 国立重度知的障害者総合施設のぞみの園
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288156891136
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- NII論文ID
- 130007690476
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- ISSN
- 24350494
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可