急性膵炎にて発症した十二指腸原発濾胞性悪性リンパ腫の1例

DOI
  • 木下 慶亮
    国立病院機構大分医療センター 消化器内科
  • 園田 光
    大分大学医学部附属病院 消化器内科
  • 福地 聡士
    国立病院機構大分医療センター 消化器内科
  • 梶本 展明
    国立病院機構大分医療センター 消化器内科
  • 新関 修
    国立病院機構大分医療センター 消化器内科
  • 山下 勉
    国立病院機構大分医療センター 消化器内科
  • 岡本 和久
    大分大学医学部附属病院 消化器内科
  • 室 豊吉
    国立病院機構大分医療センター 消化器内科
  • 村上 和成
    大分大学医学部附属病院 消化器内科

書誌事項

タイトル別名
  • A CASE OF DUODENAL FOLLICULAR LYMPHOMA WITH PANCREATITIS

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抄録

<p>32歳女性,心窩部痛,背部痛で受診し,高アミラーゼ血症(1,627IU/L)を認めた.CTで膵頭部に造影効果乏しい43×37mm大の腫瘤を認め,腸間膜,傍大動脈リンパ節が腫大していた.上部消化管内視鏡で,十二指腸下行脚に白色顆粒状の小隆起性病変を認め,十二指腸濾胞性リンパ腫と思われた.また,膵周囲の腫大したリンパ節による急性閉塞性膵炎も発症しており,膵管ステントを留置した.PET-CTで右腋窩,両鼠径,腹腔内リンパ節にFDG集積を認め,可溶性IL-2Rも上昇しており,右腋窩リンパ節摘出術施行した.病理組織診で形質転換したfollicular lymphomaと診断され,R-CHOPで治療した.</p>

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