急性膵炎にて発症した十二指腸原発濾胞性悪性リンパ腫の1例
書誌事項
- タイトル別名
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- A CASE OF DUODENAL FOLLICULAR LYMPHOMA WITH PANCREATITIS
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抄録
<p>32歳女性,心窩部痛,背部痛で受診し,高アミラーゼ血症(1,627IU/L)を認めた.CTで膵頭部に造影効果乏しい43×37mm大の腫瘤を認め,腸間膜,傍大動脈リンパ節が腫大していた.上部消化管内視鏡で,十二指腸下行脚に白色顆粒状の小隆起性病変を認め,十二指腸濾胞性リンパ腫と思われた.また,膵周囲の腫大したリンパ節による急性閉塞性膵炎も発症しており,膵管ステントを留置した.PET-CTで右腋窩,両鼠径,腹腔内リンパ節にFDG集積を認め,可溶性IL-2Rも上昇しており,右腋窩リンパ節摘出術施行した.病理組織診で形質転換したfollicular lymphomaと診断され,R-CHOPで治療した.</p>
収録刊行物
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- 日本消化器内視鏡学会雑誌
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日本消化器内視鏡学会雑誌 61 (8), 1576-1581, 2019
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288156910464
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- NII論文ID
- 130007691460
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- ISSN
- 18845738
- 03871207
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可