自閉スペクトラム症幼児における物の名称理解の獲得 ―音声-動作-絵カードの刺激間関係の学習―

書誌事項

タイトル別名
  • Acquisition of Receptive Language for Object Names by a Child With Autism Spectrum Disorder: Relational Learning Through Vocal and Visual Stimuli and Gestural Responses
  • ジヘイスペクトラムショウ ヨウジ ニ オケル モノ ノ メイショウ リカイ ノ カクトク : オンセイ-ドウサ-エ カード ノ シゲキ カン カンケイ ノ ガクシュウ

この論文をさがす

抄録

<p>本研究では、物の名称に関する受容言語の獲得に困難のある自閉スペクトラム症の幼児1名を対象に、音声に対応する絵カードの選択を求める見本合わせ課題を実施した。研究の目的は、音声あるいは絵カードのそれぞれに対して動作表出を行う介入の効果を検証し、動作が受容言語の獲得に及ぼす機序について明らかにすることであった。音声に対して動作表出を行う指導と、絵カードに対して動作表出を行う指導を継時的に導入し、指導前後に刺激間関係のテストを行った。その結果、音声に対して動作表出を行う指導を単独で実施するよりも、絵カードに対して動作表出を行う指導と合わせて実施するほうが受容言語の獲得を促進し、音声-動作-絵カードの刺激間関係の学習が成立することを示した。加えて、対象児の受容言語の獲得において動作を媒介する必要があったことから、音声と動作に対する絵カード選択を求めることが共同的な刺激性制御として機能していたと考えられた。</p>

収録刊行物

  • 特殊教育学研究

    特殊教育学研究 56 (1), 1-9, 2018-05-31

    一般社団法人 日本特殊教育学会

参考文献 (14)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ