アスコルビン酸含有高張ポリエチレングリコール液およびグリセリン浣腸を用いた大腸カプセル内視鏡前処置の多施設前向き研究

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  • PROSPECTIVE AND MULTICENTER STUDY OF BOWEL PREPARATION CONSISTING OF POLYETHYLENE GLYCOL THAT CONTAINED ASCORBIC ACID AND GLYCERIN ENEMA FOR COLON CAPSULE ENDOSCOPY

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抄録

<p>【目的】アスコルビン酸含有高張ポリエチレングリコール液(Asc-PEG)とグリセリン浣腸(GE)を使用した大腸カプセル内視鏡検査(CCE)の前処置の有効性を検討した.【方法】多施設でAsc-PEGとGEを用いた前処置によるCCEを施行し,洗浄度・全大腸観察率および関連因子・大腸ポリープ検出率・有害事象の有無を前向きに検討した.【結果】82例を解析した.洗浄度は適切(優・良)が82%(67/82例)であった.全大腸観察率は83%(68/82例)であった.全大腸観察例で小腸通過時間が有意に短かった(p=0.025).カプセル排出困難27例にGEが使用され,78%(21例)で肛門排出を誘導できた.大腸ポリープ検出率は49%(40/82例)であった.全例有害事象は認めなかった.【結論】Asc-PEGとGEを用いたレジメンは,CCEの有用で安全な前処置法となる可能性が示唆された.</p>

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