08測-11-口-10 低強度のダイナミックストレッチングがCOPによる随意的移動測定値に及ぼす影響

DOI

抄録

<p> 【背景】ウォーキングは前脛骨筋、腓腹筋、ヒラメ筋が関与する足関節の底背屈運動(ストレッチ・ショートニング・サイクル)を反復し、低強度のダイナミックストレッチング(DS)の一つと考えられる。このDSは筋温を上げるとともに筋の粘性を低下させ神経筋伝達速度を向上させることから足関節機能に即時的変化を与え、足圧中心(COP)による随意的移動測定値に影響すると考えられる。【目的】DSがCOPによる随意的移動測定値に影響を及ぼすか検討した。【方法】被験者は健康な青年男性23名で、DS群(11名)とコントロール(C)群(12名)にランダムに分類された。DS群は日常よりも少し速めのウォーキングを、C群は安静長座位を各5分間実施した。被験者は重心軌跡測定器(竹井機器工業)の上で、両手を腰に添えたまま移動視標をCOPにより追従する視標追従型動的バランステストを1練習試行後、本テスト(20秒間)を実施した。評価変数(追従誤差)は小さいほどCOPの随意的移動能力に優れると判断される。【結果】DS群の改善率(23.8%)はC群(9.0%)を有意に上回った。【結論】低強度のDSはCOPによる随意的移動測定値を即時的に向上させると推察された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390002184854820608
  • NII論文ID
    130007770369
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.223_1
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ