横-大学生-14 大学生における運動能力と学業成績、および体脂肪率との関係

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抄録

<p> 本研究は、大学生における運動能力と学業成績、および運動能力と体脂肪率との関係を男女別に明らかにすることを目的とした。対象は、医療、福祉、スポーツ系の学科に在籍する1年生男子383名、女子414名であった。運動能力の測定項目は、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、最大酸素摂取量、立ち幅跳びであり、最大酸素摂取量の測定はエアロバイクを用い、その他の項目は文部科学省の新体力テストの方法にて測定した。また、体脂肪率の測定はIn Body370を使用した。さらに、学業成績は年度終了時のGPA(Grade Point Average)を用いた。分析はGPAおよび体脂肪率それぞれを四分位で4群に分類し、運動能力との関係を一要因分散分析を用いて検討した。その結果、男子ではGPAと体重、握力、上体起こし、および体脂肪率と反復横跳び、最大酸素摂取量、立ち幅跳び、総合得点に有意な主効果が認められた。一方女子では、GPAとBMI、および体脂肪率と上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、最大酸素摂取量、立ち幅跳び、総合得点に有意な主効果が認められ、これらの関係には性差が観察された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390002184854860032
  • NII論文ID
    130007770798
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.85_3
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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