04生-11-ポ-06 自重で行う股関節伸展位の最大速度ハーフスクワットトレーニングが陸上競技選手のRFDに及ぼす影響

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抄録

<p> 素早い力発揮の指標として力の立ち上がり率(RFD)がある。トレーニング効果はその負荷、量、速度などで変化するが、素早く大きな力を発揮する能力を高めるには速度が大きく影響すると考えられ、1RMの30~50%の軽い負荷を加えて最大速度で実施するような速度に着目した研究が多い。しかし、最も素早く運動を実施できると考えられる自重のみでトレーニングを行い、その効果を検討した研究は見当たらない。本研究では自重で行う最大速度のハーフスクワットがRFDに及ぼす影響を検討した。対象者は男子陸上競技の短距離選手3名と中長距離選手3名の計6名とした。被験者には自重で股関節伸展位のみを最大速度で実施するハーフスクワットを10回3セット、週3回の頻度で6週間のトレーニングを実施させる。実験前と実験後にRFD、等尺性脚伸展最大筋力、立ち幅跳びの測定を実施し、実験前後で比較をした。なおRFDは100ms地点(RFD100)と200ms地点(RFD200)で比較をした。その結果、RFD100とRFD200がトレーニング後には有意に向上した。以上の結果から、自重で行う最大速度のハーフスクワットがRFDを改善することが示された。</p>

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詳細情報

  • CRID
    1390002184855173248
  • NII論文ID
    130007770093
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.161_1
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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