11教-12-口-46 大学教育におけるレクリエーション・スポーツ授業の実践と授業計画の提案

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<p> 十数年間、Y大学3年次学生を対象に「レクリエーション・スポーツ」(実技、15回、全30時間)を開講した。毎回終了時にはアンケートを実施した。そして実施状況と学生の意見をもとに徐々に改善を行った。本研究では、2014年~2018年の5年間に実施した授業の結果と受講生132名のレポートをデータに、次の4点を報告する。①学生のスポーツ歴、②興味をもった種目と理由、③期待できる効果と注意点(長所と短所)について検討した。その結果、以下があきらかになった。レクリエーション種目の未体験者が多く、初めて経験する種目が多いことである。こうした種目を学習することで、未知の種目の新鮮な面白さ、スポーツ本来の楽しさの実感、手軽でかつ技術的体力的に奥深い点、性別や所属をこえて行える楽しさ、交流が深まる、スポーツ継続意欲を増す、などの積極的意義を評価した。注意点は、チーム編成と機会の平等性確保、簡潔なルールの徹底、みんなが楽しめる種目の選択、柔軟な発想の必要性、安全性の確保があげられた。そして上記の結果および、運動特性を視野に入れた多種目型の授業モデル案(15回、30時間)を提案した。</p>

Journal

Details

  • CRID
    1390002184855220608
  • NII Article ID
    130007770566
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.311_1
  • ISSN
    24241946
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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