03心-10-口-01 どのように「再発の恐怖」と向き合うのか
書誌事項
- タイトル別名
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- 受傷アスリートのリハビリ期に着目して
抄録
<p> 本研究の関心事は、受傷アスリートがリハビリ期に感じる「再発の恐怖」について質的に検討することにある。例えば、スポーツ医科学領域では受傷アスリートが抱く漠然とした恐怖は、誤った動作を獲得させ(大工谷、2001)、慢性的な痛みを引き出す(和田ら、2013)とされている。その為、円滑な競技復帰が阻害されることから、恐怖を軽減する取り組みを行う必要があると考えられている。一方で、スポーツ心理学領域においては受傷アスリートが再発の恐怖とどのように向き合うのかについて関心を向けることができる。なぜなら、そのような体験から心理的成熟を読み取ることができると考えられるからである。その為、怪我に伴う恐怖を軽減することに着目するだけではなく、心の成長過程に着目することが有益だと考えられる。このような背景から本研究では『どのように再発の恐怖と向き合うのか』というリサーチ・クエスチョンを設定し、スポーツ傷害により長期離脱した4名の学生アスリートに対して1対1形式の半構造化インタビュー(1時間程度)を複数回実施した。そこでは、語りをICレコーダーに収録し、その内容を逐語化して発話データとし、質的研究法を用いて分析を行った。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 70 (0), 122_1-122_1, 2019
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390002184855360256
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- NII論文ID
- 130007770044
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可