05バ-12-ポ-31 野球のバッティングにおける体幹の力学的エネルギーの流れ
抄録
<p> 野球のバッティングでは、体幹における力学的エネルギーの伝達効率がバットヘッドスピードの大きさに影響を及ぼすことが示唆されている。そこで、本研究では、野球のバッティング動作中に体幹を流れる力学的エネルギーを定量化し、バットヘッドスピードとの関係を明らかにすることを目的とした。男子アマチュア野球選手98名のバッティング動作を記録し、バットヘッドスピードと体幹を流れる力学的エネルギーを算出した。そして、体幹関節(体幹を上下に分割する仮想関節)から上胴へ流入した力学的エネルギーを下胴から体幹関節へ流出した力学的エネルギーで除した値を体幹における力学的エネルギーの伝達効率とした。その結果、体幹における力学的エネルギーの伝達効率とバットヘッドスピードとの間の相関関係は極めて弱かった。左右の股関節から下胴へ、体幹関節から上胴へ流入した力学的エネルギーとバットヘッドスピードとの間にはそれぞれ有意な相関関係が認められた。これらのことから、野球のバッティングにおいて、バットヘッドスピードを増大させるためには、下肢で大きな力学的エネルギーを生成し、下胴へ流入させることが有効であると推察された。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 70 (0), 184_2-184_2, 2019
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390002184855378944
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- NII論文ID
- 130007770244
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可