08測-12-口-20 多段階式ドロップジャンプテストによる球技選手を対象とした伸張―短縮サイクル運動遂行能力の評価
説明
<p> ドロップジャンプは下肢の伸張-短縮サイクル(SSC)運動遂行能力を評価するテスト運動として用いられている。これまでに、ドロップジャンプで用いる際の至適台高は選手や種目特性によって異なることが報告されている。そこで本研究は、複数の台高を用いた多段階式ドロップジャンプテストにより、球技選手のSSC運動遂行能力を評価することを目的とした。89名の大学運動部(野球、バスケットボール、ハンドボール、サッカー、テニスおよびバレーボール)に所属する球技選手を対象に、0.3、0.6および0.9mからのドロップジャンプを実施し、パフォーマンス変数(DJ-index(跳躍高/接地時間)、接地時間、跳躍高)を算出した。その結果、最も高いDJ-indexを示す台高は種目によって異なることが示された。また、台高の上昇に伴うDJ-indexの変化をみたところ、種目全体では0.9mが0.3および0.6mと比較して有意に低下した。一方、種目別に見ると、バレーボールにおいては、台高の上昇に伴う有意な変化が認められなかった。これらの結果から、多段階式ドロップジャンプテストにより、各種目の競技特性を踏まえた上でSSC運動遂行能力を評価できる可能性が示された。</p>
収録刊行物
-
- 日本体育学会大会予稿集
-
日本体育学会大会予稿集 70 (0), 226_2-226_2, 2019
一般社団法人 日本体育学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390002184855387392
-
- NII論文ID
- 130007770318
-
- ISSN
- 24241946
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可