カッター刃を用いた簡易かんなの開発

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タイトル別名
  • Development of a Hand Plane Using a Utility Knife Blade for Junior High School Students
  • カッターハ オ モチイタ カンイカンナ ノ カイハツ

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抄録

<p>現在,我が国に広く普及している和式二枚刃かんなは,使用時における刃先突出量や裏金後退量の調節だけでなく,定期的に刃の研磨や台直し等の保守管理を必要とする。しかし,このような作業を適切に行うことは,未熟練者にとって難しく,中学校の教育現場においても使用上の妨げになっている。そこで,本研究では未熟練者である中学生のために刃先調節が不要な簡易かんなを開発した。この簡易かんなは,カッター刃を用いた一枚刃かんなであり,板厚15mm までの木端削りと木口削りが可能である。また,軟材切削において良好な切削面が得られ,逆目ぼれ抑制機能も有する。さらに,簡易かんなを用いた中学生による使用実験において,中学生に対して,かんな台を上から押える力の入れ方に注意して指導することで,良好な切り屑が生成できることが確認された。</p>

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