空間構造に着目した中心市街地の賑わい形成要因の分析

  • 大平 悠季
    鳥取大学大学院 工学研究科社会基盤工学専攻
  • 桑野 将司
    鳥取大学大学院 工学研究科社会基盤工学専攻
  • 中川 貴裕
    鳥取大学大学院 持続性社会創生科学研究科工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • A STRUCTURAL EQUATION ANALYSIS OF SPATIAL CONFIGURATIONS AND VIBRANCY IN CITY CENTERS

抄録

我が国の地方都市では,人口減少や郊外化に伴って中心市街地の空洞化が進行しており,効果的な賑わいの形成につながるような活性化のための方法論が求められている.本研究は,賑わいを路線価,歩行者通行量,空き家・空き店舗率といった多様な側面から捉え,中心市街地の賑わいの形成要因を解明することを目的とする.鳥取市中心市街地を対象に,街路ネットワーク構造および沿道の土地利用,交通利便性等に着目し,これら空間構造と賑わいの関連性を,共分散構造分析を用いて定量的に明らかにした.分析の結果,賑わい向上の観点からは,沿道の土地利用において商業・サービス系の用途と住宅系の用途を混在させないことや,次数中心性や媒介中心性といった街路ネットワーク構造上の特性等が重要であることが示唆された.

収録刊行物

参考文献 (5)*注記

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