太陽光LEDの生理的・心理的および知的作業への影響

説明

<p>太陽光LEDは一般LEDにくらべ、太陽光に近いより広いスペクトル帯域とスペクトルのパワーの分布を持ち、自然光に近い特性を持つ。そのため、照明として用いた場合に人に生理・心理さらに知的作業に好影響を持つことが予想される。そこで本研究では、一般LEDと太陽光LEDを照明として用いて作業(ストレス負荷を与えるための内田クレペリンテスト)を実施した場合の生理的・心理的影響および知的作業への影響を調査した。調査では太陽光LEDによる影響と一般LEDによる影響を比較して評価を行った。その結果、一般LEDと比較した場合に、太陽光LEDには、ストレス上昇を抑える効果が有意に高いことが示された。また有意ではないが、一般LEDと太陽光LEDの結果を比較したときに、100%を超える非常に大きな差を示した結果として、一般LEDと比較した場合に、太陽光LEDには、累積的なストレスを抑えること、疲労の上昇を抑えること、作業における集中力、落ち着き、固執しない能力、基礎能力を上昇させる効果あることが示された。このことは、一般LEDの代わりに太陽光LEDを使用することで、ストレス低減や疲労感の軽減による健康の促進や、作業能力が向上する可能性を示している。</p>

収録刊行物

  • 生体医工学

    生体医工学 Annual57 (Abstract), S255_2-S255_2, 2019

    公益社団法人 日本生体医工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390002184858711936
  • NII論文ID
    130007776783
  • DOI
    10.11239/jsmbe.annual57.s255_2
  • ISSN
    18814379
    1347443X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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