医用ナビゲーションのためのリアルタイム超音波画像処理

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抄録

<p>超音波画像は他のモダリティと比較してリアルタイム性に優れ装置が小型であることから診断だけでなくイメージガイド下治療・処置に広く使用されている.一方で,術中利用可能なプローブは2Dであり,三次元的な血管網をその場で把握するためには,走査を繰り返して三次元形状・構造を想像する必要がある.そのため,我々は術中にその場で3D超音波画像を構築し呈示する超音波ナビゲーション技術について研究に取り組んできた.本発表では,これまで開発してきたGPGPU技術を用いたリアルタイム3Dフリーハンド超音波に加えて,仮想十字超音波として生の超音波画像と直交する断層像を構築した3Dボリュームから生成することで,複数断面を呈示する技術を開発した.本手法は,構築したボリューム位置をスライス/ボリュームレジストレーションで位置補正した上,その位置に基づいてボリュームからスライスを生成し,通常のプローブで複数断面を呈示可能とする技術である.また,術中・処置中にその場で利用するために,GPGPUによる高速化について検討したので報告する.</p>

収録刊行物

  • 生体医工学

    生体医工学 Annual57 (Abstract), S3_1-S3_1, 2019

    公益社団法人 日本生体医工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390002184858866304
  • NII論文ID
    130007776819
  • DOI
    10.11239/jsmbe.annual57.s3_1
  • ISSN
    18814379
    1347443X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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