多発空洞性病変を認め経過中に気胸・菌球を合併した肺サルコイドーシスの1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Pulmonary Sarcoidosis with Pneumothorax and Fungus Ball Combinend with Multiple Cavitary Lesion
  • 症例報告 多発空洞性病変を認め経過中に気胸・菌球を合併した肺サルコイドーシスの1例
  • ショウレイ ホウコク タハツ クウドウセイ ビョウヘン オ ミトメ ケイカ チュウ ニ キキョウ ・ キンキュウ オ ガッペイ シタ ハイ サルコイドーシス ノ 1レイ

この論文をさがす

抄録

<p>28歳男性.X-4年7月ぶどう膜炎を指摘される.胸部X線で両側肺門リンパ節腫張も認めており当科に紹介となった.精査を予定していたが,本人の自己判断で検査入院も中止となった.X年4月下旬より咳・喀痰・微熱が出現,症状改善ないためX年5月上旬当科受診.胸部CTで両肺に空洞を伴う多発肺結節影を認め,X年5月中旬経気管支内視鏡肺生検を施行.非乾酪性類上皮細胞肉芽腫を認め,サルコイドーシスに特徴的な検査所見として両側肺門リンパ節腫脹(BHL),可溶性IL-2R上昇(2330 U/mL)の2項目を認めた.2臓器(肺,眼)に病変を認めており組織診断群のサルコイドーシスと診断となり,X年6月上旬よりステロイドでの治療が開始となり肺病変の改善は認めたが経過中に気胸を反復,さらに菌球を合併し喀血し死亡した.</p>

収録刊行物

参考文献 (7)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ