食道癌根治切除後肺膿瘍の1例

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タイトル別名
  • A Case of a Lung Abscess after Radical Resection of Esophageal Cancer
  • 症例 食道癌根治切除後肺膿瘍の1例
  • ショウレイ ショクドウ ガン コンジ セツジョ ゴ ハイ ノウヨウ ノ 1レイ

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説明

<p>症例は65歳,男性.胸部食道扁平上皮癌(LtAe,cT3N2M0,cStage III)の診断で術前化学療法(5-FU+CDDP)を2コース行い,右開胸開腹食道亜全摘,3領域リンパ節郭清,後縦隔経路胃管再建術を行った.しかし,術後8日目に誤嚥性肺炎を認め,抗菌薬投与を行うも,術後15日目に右肺下葉に肺膿瘍を形成していることが確認された.さらに,抗菌薬投与にて保存的治療を継続したが,臨床的・画像的改善が得られず,術後30日目に肺膿瘍に対し経皮的穿刺ドレナージを行った.これにより,症状および血液検査は徐々に軽快し,術後78日目に退院となった.食道癌術後に肺膿瘍をきたす症例は極めて稀であり,文献的考察を加えて報告する.</p>

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参考文献 (14)*注記

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