各種波長の発光ダイオードを用いる金とアルミニウムを蒸着したガラス棒SPRセンサーの応答特性

DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 オープンアクセス
  • 満塩 勝
    鹿児島大学大学院理工学研究科化学生命・化学工学専攻
  • 吉留 俊史
    鹿児島大学大学院理工学研究科化学生命・化学工学専攻
  • 肥後 盛秀
    鹿児島大学大学院理工学研究科化学生命・化学工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Response Properties of Gold- and Aluminum-deposited SPR-based Glass Rod Sensors Using Light-emitting Diodes with Various Wavelengths
  • カクシュ ハチョウ ノ ハッコウ ダイオード オ モチイル カネ ト アルミニウム オ ジョウチャク シタ ガラスボウ SPR センサー ノ オウトウ トクセイ

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抄録

<p>可視と近赤外の様々な波長の発光ダイオードを光源とする金とアルミニウム蒸着ガラス棒SPRセンサーの屈折率に対する応答特性について測定を行った.また,多層フレネル等式を用いた理論計算を行い,実測による応答特性と比較検討した結果,一部の波長や膜厚において実験誤差を上回る応答特性の違いが存在したが,両金属ともに実測結果と理論計算がよい一致を示した.理論計算に用いた誘電率は,SPRの応答が得られる両金属の膜厚の範囲においては一定の値を用いることができた.また,誘電率の実部と虚部の比率によるセンサーの応答特性の簡易予測が可能であった.本研究により,金だけでなく表面酸化物を持つアルミニウムについても多層フレネル等式を用いた計算による応答特性の予測が可能であり,多層フレネル等式を用いた理論計算は金属蒸着ガラス棒SPRセンサーの応答特性の予測において有用であることが分かった.</p>

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 68 (12), 925-935, 2019-12-05

    公益社団法人 日本分析化学会

被引用文献 (1)*注記

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