冷却分子の生成と解離における多体ランダウ・ツェーナー問題(最近の研究から)

DOI Web Site 参考文献13件

書誌事項

タイトル別名
  • The Many-Body Landau-Zener Problem in Cold Molecular Formation and Dissociation(Current Topics)
  • 冷却分子の生成と解離における多体ランダウ・ツェーナー問題
  • レイキャク ブンシ ノ セイセイ ト カイリ ニ オケル タタイ ランダウ ツェーナー モンダイ

この論文をさがす

抄録

レーザー冷却された原子を共鳴的に結合させて,ファノ・フェッシュバッハ分子と呼ばれる二原子状態が生成できるようになった.これを種に極性分子の絶対基底状態が達成されて新展開が期待されることから,低温分子生成は注目を集めている.一方,"原子+原子↔二原子分子"という過程はトラップされた多数の極低温原子間で起こることから,多粒子効果の吟味が必要である."原子+原子"と"二原子分子"という2状態間のランダウ・ツェーナー問題としてとらえられることが多いが,多粒子系の非線形力学によって断熱性が軟化する.有名なランダウ・ツェーナー公式がどのように修正されるか紹介する.

収録刊行物

  • 日本物理学会誌

    日本物理学会誌 66 (1), 42-45, 2011-01-05

    一般社団法人 日本物理学会

参考文献 (13)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ