鋼材を使用した教育用座屈実験の提案

  • 田村 洋
    横浜国立大学大学院
  • 古川 陽
    東京工業大学 環境・社会理工学院土木・環境工学系
  • 佐々木 栄一
    東京工業大学 環境・社会理工学院土木・環境工学系
  • 廣瀬 壮一
    東京工業大学 環境・社会理工学院土木・環境工学系

書誌事項

タイトル別名
  • PROPOSITION OF A BUCKLING EXPERIMENT WITH STEEL FOR EDUCATION

抄録

<p> 土木系実験科目において鋼材を対象とした座屈実験を実施できれば,詳細な観察・計測,弾塑性座屈が扱え,日常生活では目にしにくい現象を再現できることから,高い学習効果が期待される.本論文では,鋼材を対象とした曲げ座屈実験を提案する.提案する実験は,アクリル材,木材,紙等を対象とした座屈実験と同程度の実験の自由度を保持するとともに,低コストで実施でき指導目的等に応じて内容を調整可能なものとしている.本論文では,実験の提案のみでなく,全国の国公立大学および高等専門学校における力学系実験科目の実施状況に関する調査結果や,提案する実験を東京工業大学にて実施した際の評価結果についても述べる.受講生による事後アンケートの回答の分析からは,鋼材を対象としたことに対する受講生の評価が高いことが確かめられた.</p>

収録刊行物

参考文献 (1)*注記

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