症例報告 左内包後脚および放線冠梗塞患者に対する歩行再建を目指して : 脳卒中片麻痺を"片"麻痺で片付けることへの現状打破

Bibliographic Information

Other Title
  • 左内包後脚および放線冠梗塞患者に対する歩行再建を目指して
  • ショウレイ ホウコク ヒダリ ナイホウ アトアシ オヨビ ホウセンカン コウソク カンジャ ニ タイスル ホコウ サイケン オ メザシテ : ノウソッチュウ ヘンマヒ オ"カタ"マヒ デ カタズケル コト エ ノ ゲンジョウ ダハ
  • ―脳卒中片麻痺を“片”麻痺で片付けることへの現状打破―

Search this article

Description

<p>[はじめに]脳画像から機能解剖学的アプローチによる評価および介入を施行.[症例紹介]左内包後脚および放線冠の高齢女性脳梗塞患者.初期はSIAS50点,SIAS-M1-1A,4-3-3,起居要介助,歩行はFAC1,FIM65点.[経過]皮質脊髄路および皮質橋網様体路損傷を認め,運動麻痺および非麻痺側運動機能低下がみられた.一部装具使用し課題指向型トレーニングにより,最終はSIAS64点,SIAS-M3-2,4-4-4,起居自立,FAC3,FIM92点.[考察]皮質橋網様体路を賦活,予測的姿勢制御機能を改善し,両側機能改善および歩行再建に至った.麻痺側下肢支持性を保障し,非麻痺側機能低下緩和により麻痺側機能改善に至った.[結論]脳機能解剖学的評価および課題指向型アプローチの意義は高い.</p>

Journal

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top