コニカミノルタbizhub iシリーズの省エネ技術

  • 芦田 賢一
    コニカミノルタ株式会社 情報機器開発本部第2製品開発センター
  • 鳴瀬 邦彦
    コニカミノルタ株式会社 情報機器開発本部第2製品開発センター
  • 小澤 開拓
    コニカミノルタ株式会社 IoTサービスPF開発統括部
  • 中島 智章
    コニカミノルタ株式会社 IoTサービスPF開発統括部
  • 小鶴 浩之
    コニカミノルタ株式会社 情報機器開発本部材料要素技術開発センター
  • 山本 直樹
    コニカミノルタ株式会社 情報機器開発本部EP画像技術開発センター

書誌事項

タイトル別名
  • Energy Saving Technology on Konica Minolta bizhub i-SERIES
  • コニカ ミノルタ bizhub i シリーズ ノ ショウエネ ギジュツ

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抄録

<p>コニカミノルタは,2019年,フルモデルチェンジした新世代複合機・プリンター「bizhub iシリーズ」を発売した.本稿では,新シリーズに搭載した環境負荷低減技術を紹介する.スリープ時電力は,LPDDR4 (Low Power Double Data Rate 4) を始めとする低消費電力デバイスの採用,低負荷時でも電力効率が高いDC-DCコンバータの採用や,通電ブロックのプロセス微細化等,様々な手法により消費電力の削減を実現した.スリープモードからの復帰時間は,復帰制御シーケンス見直しにより,前任機「」bizhub C368シリーズ」との比較で,約4.8秒から約1.2秒と大幅に短縮させ,操作性と省エネを両立させた.トナーは,新規樹脂の導入と薄膜シェル構造により,従来トナーに対して10°Cの低温定着化と耐熱性の両立を実現した.定着器は,パッド加圧方式の採用,ベルトやローラーの小径化や断熱化を行い,定着器として-38%の低熱容量化を実現した.これらの削減により2019年10月に発行される国際エネルギースタープログラムVer3.0もクリア可能とした.</p>

収録刊行物

  • 日本画像学会誌

    日本画像学会誌 59 (1), 155-159, 2020-02-10

    一般社団法人 日本画像学会

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