画像中の人物の骨格とエッジを用いた所持品領域検出

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タイトル別名
  • Region Detection of Carried Objects Using Person Skeleton and Edges in Image

抄録

荷物の置き引きや不審物の放置など人物の所持品が関わる犯罪等を映像で監視するためには,所持品の領域を画像から検出する処理が重要となる.これに対し,(1)人物領域のテンプレートを生成し,(2)画像中の移動物体領域(前景領域)でテンプレートと異なる箇所(所持品候補箇所)の決定を行い,(3)候補箇所の特徴に基づき所持品領域を検出するという三つのステップにより,様々な所持品の領域を画像から検出するアプローチが注目されている.しかし,このアプローチに基づく従来手法では,対応が難しい状況が各ステップに存在し,所持品領域の高精度な検出が困難であった.この問題へ対処するため,本論文では,画像中の人物の骨格に基づくテンプレートの生成,前景領域のエッジ直線とテンプレートの輪郭との比較による候補箇所の決定,人体による候補箇所の遮蔽を考慮した所持品領域の検出を行う手法を提案し,所持品領域検出精度の向上を図る.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390002184877168512
  • DOI
    10.14923/transinfj.2019jdp7032
  • ISSN
    18810225
    18804535
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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