書誌事項
- タイトル別名
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- Evaluation of rapid immunochromatographic tests for adenovirus and herpes simplex virus with urinary sediment from male urethritis
- アデノウイルス・単純ヘルペスウイルス性尿道炎診断における迅速免疫クロマトキットの有用性に関する検討(第2報)尿沈渣検体ではアデノウイルスを高感度・高特異度に検出可能
- アデノウイルス ・ タンジュンヘルペスウイルスセイ ニョウドウエン シンダン ニ オケル ジンソク メンエキ クロマトキット ノ ユウヨウセイ ニ カンスル ケントウ(ダイ2ホウ)ニョウチンサケンタイ デワ アデノウイルス オ コウカンド ・ コウトクイド ニ ケンシュツ カノウ
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抄録
背景:アデノウイルス(HAdV)や単純ヘルペスウイルス(HSV)による男子尿道炎が報告され、我々は初尿検体でHAdV免疫クロマトキット(ICキット)が感度55%と低いが診断に有用なことを報告した。今回は尿沈渣による感度上昇を期待し、またHSVを対象に追加しウイルス性尿道炎診断におけるICキットの有用性について検討した。方法:既知のHAdV、HSV陽性尿と尿沈渣のウイルス核酸量をReal-time PCR法で定量し比較した。次にウイルス性を疑う男子尿道炎46例の初尿沈渣を用い、アルソニックアデノ(AA)、プライムチェックアデノ(PA)および同HSV(PH)の結果を、Real-time PCR法の結果を正診とし評価した。結果:HAdVは初尿より尿沈渣で核酸量が多く、AAおよびPAは感度100%(8/8)、特異度100%(38/38)であった。HSVは尿沈渣による核酸増加は僅かで、PHの感度は46.2%(6/13)、特異度は100%(33/33)であった。結語:症例数は少ないがAAおよびPAはPCR法に劣らずHAdV尿道炎の診断に有用と考えられ、PHの感度は高いとは言えないが、特異度は高く有用と考えられた。
収録刊行物
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- 日本性感染症学会誌
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日本性感染症学会誌 30 (1), 45-49, 2019-09-27
一般社団法人日本性感染症学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390002184877687680
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- NII書誌ID
- AN10423369
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- ISSN
- 24342505
- 09170324
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- NDL書誌ID
- 032529263
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可