書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of message framing on colorectal cancer screening in Japan:
- 大腸がん検診受診率向上のための適切な健康メッセージの検証 : クラスター無作為割付試験
- ダイチョウ ガン ケンシン ジュシンリツ コウジョウ ノ タメ ノ テキセツ ナ ケンコウ メッセージ ノ ケンショウ : クラスター ムサクイ ワリツケ シケン
- a cluster randomized controlled trial
- ―クラスター無作為割付試験
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抄録
<p>目的:都内のA国民健康保険組合では,大腸がんの早期発見のため,郵送による便潜血検査を行っているが,受診率は10%未満を推移していた.本研究は,受診率向上のため,どのような健康メッセージが有効であるかを明らかにすることを目的とした.</p><p>方法:対象は満40歳以上74歳までの組合員とその家族であり,組合の支部を1つのクラスターとして,全26支部を無作為に2群に分け,それぞれの群に異なるリーフレットを添付した便潜血検査キットを配布した.A群のリーフレットは検査の容易さや家計負担などを強調した一方,B群のリーフレットは検査の重要性や健康影響などを強調した.主要評価項目は便潜血検査キットの回収率とした.また,性や年齢などの交絡因子を用いて多変量解析を行った.</p><p>結果:A群は390人,B群は389人であった.2群間において性,年齢,過去の特定健診受診状況などに違いはなかった.便潜血検査キットは189人から回収された.回収率はA群及びB群で有意な差は認められなかった(A群22.6%,B群26.0%,P=0.278).また,多変量解析においても同様の結果であった.</p><p>結論:健康メッセージの違いにより大腸がん検診受診率(便潜血検査キット回収率)に違いは認められなかったが,受診率は向上した.適切な健康メッセージを工夫することに加え,手順や方法を見直し,個別受診勧奨・再勧奨することも重要である.</p>
収録刊行物
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- 日本健康教育学会誌
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日本健康教育学会誌 28 (1), 34-43, 2020-02-29
日本健康教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390002184878516480
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- NII論文ID
- 130007803687
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- NII書誌ID
- AA11480060
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- ISSN
- 18845053
- 13402560
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- NDL書誌ID
- 032483753
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可