リニエンシー制度の経済実験分析―減免制度と褒賞制度どちらが有効か―
書誌事項
- タイトル別名
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- Economic Experiment Analysis on Leniency Program
説明
<p>本稿の目的は多くの国で採用されているリニエンシー制度がどの程度カルテルを防ぐ効果があるかを解明することである.そのために同質財ベルトラン競争でカルテルを分析したHinloopen and Soetevent (2005)に倣い,カルテルを行ったことを報告すると課徴金が減免される場合と褒賞金を与える場合とを比較した経済実験をz-Treeを用いて行った.その結果,平均入札価格,カルテルの形成率,再形成率という3つの指標を比較すると,褒賞金を与えるほうがよりカルテルを抑止できるということが判明した.</p>
収録刊行物
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- 行動経済学
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行動経済学 13 (0), 16-28, 2020
行動経済学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390002184879774976
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- NII論文ID
- 130007806065
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- ISSN
- 21853568
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可