書誌事項
- タイトル別名
-
- Bedrails in Different Color Affect Visual Perception and Seating Motion of Elderly
- ベッド サク ノ イロ ノ チガイ ガ コウレイシャ ノ シカク ニンチ ・ チャクザ ドウサ ニ アタエル エイキョウ
この論文をさがす
説明
<p>高齢者に対する新しい転倒予防策を検討する基礎データを得るため,色彩環境に着目した。健康成人に高齢者体験スーツと視覚体験ゴーグルを着用させ,3種類のベッド柵を装着したベッドへの着座時の,主観と動作を測定した。ベッド柵の色は,桃色(桃色群)と緑色(緑色群),そして通常(通常群)とした。主観調査には,VAS(Visual Analogue Scale)を用いた。動作解析は,動画解析システムを用いて,着座動作第2相で,最大前傾姿勢時の頸部と腰部の屈曲角度を測定した。結果,通常群よりも桃色群の方が視認性が高いことが明らかになった。また桃色群は,着座第2相時の頸部屈曲角度が通常群より小さいことが明らかになった。これらの事から,ベッド柵に桃色の着色を施すと,視認性が向上するため,ベッドの位置関係の確認が容易となり,姿勢の改善につながると考えられる。姿勢の改善は,バランスの改善や頸部負担を軽減させると推測されるため,転倒予防につながる可能性が示唆された。</p>
収録刊行物
-
- 日本健康医学会雑誌
-
日本健康医学会雑誌 25 (2), 135-140, 2016-07-31
日本健康医学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390002184881696384
-
- NII論文ID
- 130007808246
-
- NII書誌ID
- AA11419208
-
- ISSN
- 24239828
- 13430025
-
- NDL書誌ID
- 027699643
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- journal article
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可