Nerve Sparing Laparoscopic Sacrocolpopexy - from Colorectal Surgeon's View

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  • 消化器外科医から見た腹腔鏡下仙骨膣固定術における自律神経温存

Description

<p>一般消化器外科である当科では、直腸癌手術における膜解剖を利用し、自律神経温存に留意した腹腔鏡下仙骨膣固定術(LSC) を行っている。直腸間膜周囲の膜解剖は、腰仙椎移行部(L5S1) 前縦靭帯、膣後壁の剥離で有用と考えられるため、当科の手術手技を報告する。 L5S1 前縦靭帯の露出: 右腸骨動脈をメルクマールに腹膜を切開し下腹神経を同定、下腹神経と膀胱下腹筋膜( 内腸骨血管系) の間(B 層) を剥離することでL5S1 前縦靭帯が壁側骨盤筋膜越しに透見され、同部位にanchoring suture を縫合する。 膣後壁剥離: 前縦靭帯剥離時の腹膜切開を尾側に延長し、直腸固有筋膜と下腹神経前筋膜の間(A 層) を剥離し、腹膜閉鎖後にメッシュアームと接触しないよう下腹神経及び骨盤内臓神経を背外側に受動する。膣後壁剥離はB 層で行い、右側では一層浅いA 層に乗り換え、自律神経を確実に温存する。 2015 年7 月から2018 年7 月までに当科でLSC を施行した74 例のConstipation Scoring System は、術前5.0 ± 4.4 から術後2 か月4.0 ± 3.4(p=0.044) と改善していた。 LSC においても適切な剥離層の選択は、自律神経温存に有用と考えられた。</p>

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390002184885196160
  • NII Article ID
    130007814847
  • DOI
    10.32310/jfpfm.16.1_3
  • ISSN
    24348996
    21875669
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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