西田の哲学におけるシンパシーの本質

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  • The Essence of Sympathy in Nishida’s Philosophy

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本稿では、西田幾多郎の哲学におけるシンパシーという概念を考察し、とりわけ感情移入と共感との差異・他者問題に注目したい。この研究は、M. シェーラー のシンパシーの本質に関する現象学的分析で手がかりとし、西田の他者論を類推 説や感情移入説ではなく、現象学的に読み直す研究である。シンパシーの現象を 解明することが、今後の日中哲学交流を深めるだろうと期待したい。

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